2016年 09月 20日
< 石塀小路の苦悩と決断 >
京都らしい狭い路地ですが両脇には町屋が並び、石畳が続く風情のある路地です。
近くには清水寺、ねねの道、高台寺に八坂の塔などがある京都でも随一の観光名所。昔から数々の映画やドラマなどの舞台にも使われてきたところ。
私もこの辺りをブラブラするときは特に用事がなくてもここを通ったりする、どの季節に訪れても雰囲気のいいところです。
その石塀小路、先日私が仲良くさせていただいているエキブロ「あおそら写真社」さんの記事で知ったのですが、どうやらここでの写真撮影がすべて禁止になったとか。
いやぁ驚きましたね。
あ、実は私には以前から(もしかしたらこうなるかも・・・)という予感がありました。
私が驚いたのは、まさかそれが本当にそうなってしまったってことです。
ちょいちょい石塀小路を通る私は、以前からここでの住民と撮影者のトラブルを何度も見てきました。
昔は「うるさい」だの「静かにしろ」だの。
撮影者は大きく分けてブライダル組と観光客組。
これらは日本人も外国人も含みます。
それでも割と自由に撮影できたんですが最近になりまずブライダルを含めた商用撮影組が排除されました。
もちろん「うるさい」のは同じなんですが場所を占領しがちなんですね~。
もう辻を曲がるごとに撮影隊がいるって感じです。
それに対して一般観光客が不快を示し、揉め、結果ブライダルの前撮り撮影が禁止されます。
ところがそれを知らないブライダル組がやって来て撮影をしようとすると住民から注意を受ける。
しかしその横では一般観光客がスナップ撮影をして楽しんでいる。
彼らはOKで自分たちはNG。
それが気に入らなくてまたまたひと悶着。
こういうのを毎日毎日、何度も何度も繰り返されると、そりゃキレますわな。
ついに観光客も含めた一切の撮影が禁止となりました。
今ではあの、風情のある壁のあちらこちらに「撮影禁止」の張り紙がされているそうです。
私としては張り紙までして「ダメ」となっている所で、それを無視してまで撮る気にはならないので、残念ですがもうここでの撮影は一切出来なくなりました。。。
もう撮れないと思うと、これまで撮った写真を愛おしく眺めたりしています^^;
今回はそんな、もう撮る事の出来なくなった石塀小路での過去画像を何枚か持ってきました。
年が明け、3月になると「東山花灯路」が始まります。
綺麗に幻想的にライトアップされた石塀小路。
次回はもう見られないのでしょうか。それとも撮影禁止のままライトアップはされるんでしょうか。
あ~あ、、、みんな、何かもっと上手くやれんもんですかね~・・・。
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by revoir-dima
| 2016-09-20 23:10