< コンコンチキチン・祇園祭に行ってきた >

「私、祇園祭に行ったことないんですよぉ。いっぺん行ってみたいと思ってるんですけどねぇ。」
「え?そうなん?、祇園祭かぁ、大変やで~」
「そうそう、とにかく暑いし人多いし・・・・。」


普段からしょっちゅう京都に出かけるものの、生まれてこの方一度も祇園祭に行ったことありませんでした。
そんな話を誰かにすると、ほぼ決まってこんな会話になります。

どうやら私の周りのオトナは、一度は行ったことがあるらしい。

こりゃぜひ一回行ってみて、次は私が「大変やで~」と話す側になりたいなぁってことで
先日7月15日、祇園祭の宵々山に行ってきました。

初めての祇園祭、なるほどみなさんのおっしゃる通りでした。


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京都の祇園祭、そのネーミングは全国的に有名なので、おそらく知らない方はまずいないんじゃないかなと思います。

今回は祇園祭の概略とともに、私がまわって来た範囲でのお話を撮ってきた写真でご紹介します。



祇園祭の起源は平安時代。
当時流行っていた疫病を鎮めるために始められました。
キラキラとした装飾に怨霊を集め、町の外に追い出そうとしたのが始まり。

時代とともに「見せるもの」と変わっていき、より大きく、より豪華になっていきました。

その後「山」が出てきます。
人を乗せ、人が担ぐ仕様が最初でした。

こうしてできた「山」と「鉾」。
その違いはてっぺんに載せているものが「木」であるか「シンボル的な何か」であるか、だそうです。



山鉾巡行では「長刀鉾」を先頭に始まります。

その後に続く順番はくじ引きで決めます。
ただし、長刀鉾を含め昔から順番が決まっている鉾や山がいくつかあり、これらを「くじ取らず」といいます。

巡行の先頭を行き、唯一稚児が乗るのが「長刀鉾」。
その姿はカッコよく、大人気です。





私が京都に着いたのが午後3時過ぎ。
地下鉄から上がるとちょうど長刀鉾のそばだったので、ここからスタートです。


この長刀鉾をはじめ、いくつかの鉾は私たちも上がることが出来ます。
ただし、長刀鉾だけは女人禁制。男性のみが上がれます。

せっかくなので私も上がってみました。

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内部の天井周囲は赤や金色の装飾が施され、とっても豪華なもの。
そこから見える京都四条通りは、なんとなく眺めもいい感じです。

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ちょうど私が上にいたとき、稚児による山鉾巡行で行われる「注連縄切り」の練習が始まりました。
練習とはいえこれも立派な行事。失敗は許されないそうです。

静まり返った中お稚児さんは大人に介添えされながら日本刀を抜きます。
その後決められた所作のなか刀を振り下ろし、見事注連縄を切ると歓声が沸きました。


いやぁ、偶然ですがいいものを間近で拝見できました。

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宵山、宵々山、宵々々山では旧家や町屋、老舗のお店で伝来の屏風などの宝物も披露されます。
「屏風祭」と名づけられており、これまた滅多にお目にかかれないものばかりが並べられます。

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大通りである四条通りには長刀鉾をはじめ、月鉾、四条傘鉾などゴージャスな鉾が並びます。

長刀鉾を楽しんだ後は脇の通りに入っていきました。
油小路や綾小路辺りにはいくつかの山が点在。あとはこの辺りをウロウロと。

この山の集まるエリア、人は多いといえば多いですが想像していたほどではなく、
明るいうちならまだまだゆっくりとできます。

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そんな中、「船鉾」がありました。

おぁ、これもまたカッコいいです。

長刀鉾以外は女性も上がれますので何人もの方が上がられていました。

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さて、祇園祭ともなると浴衣の方々がたくさんおられました。
お友達どうしやカップルなど。カップルも羨ましいし、浴衣のも羨ましいです^^ 。

素敵なカップルさんに、思わず今回もお声をかけて撮らせていただきました。

通りを入った山だと割とこういう写真がゆっくりと撮れる感じです。

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そうこうしているうちに徐々に日が暮れだしました。
明るいうちは予想していたほどの人出ではなかったのですが、大方6時を回るころになると突然人が増えだしました。

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夜には歩行者天国になる四条通りはこんな感じ。
新聞やテレビでよくみる感じですね。

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ただそれも分かります。
暮れだしたころから夜にかけての山や鉾、提灯に灯りがともったその姿は本当に綺麗です。

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そして祇園祭のあの音色、「コンコンチキチン・コンチキチン」。

それぞれの鉾の上で奏でられています。

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夜ともなると確かに人が多いし、確かに暑い。

最初の会話にあったとおりでした。


それでも私は、また来てもいいかな、と今は思っています。


理由?


なんででしょうかね。
きっと、それが「祇園祭」なんだと思います。











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Tracked from 花景色-K.W.C. P.. at 2015-07-18 14:01
タイトル : 長刀鉾・宵(祇園祭2015)
今年も行ってまいりました、長刀鉾。 祇園囃子が始まった鉾の中は、笛と鉦の音が響き渡りましたよ。 会所へやって来ました。 織田信長の書から取ったという「長」の文字。 これ、カッコイイですよね。 鉾の中へどうぞ、というご案内を受けて、ブリッジを渡ります。 中には既にお揃いの浴衣姿の囃子方さんが。 おや?演奏が始まるようです。 中にいてもいいですよ、とのこと。これはチャンスですね。 始まりました! 間近で笛の音、鉦の響く音が。 これが鉾の中での演奏の...... more
Commented by rinkatu at 2015-07-17 23:15
久しぶりに浴衣の作品みましたね^^
やっぱりdimaさんのは好いなぁ~
宵のころの祇園祭
雰囲気は綺麗ですね!
ただ人が凄いですね@@
一生のうち見に行くことあるかな?
Commented by koharu07028 at 2015-07-18 08:20
こんにちは。
初めまして。koharuと申します。
祇園祭のお写真ありがとうございます。
昼間の明るい様子もいいですし、暗くなっていく雰囲気もいいですね。
息子が関西にいるので、泊まるところがあるうちに一度行っておこうと
思います。
お気に入りに登録させていただきました。
これからもよろしくお願いいたします。
Commented by nararanran at 2015-07-18 09:47
こんにちは~

宵々山^^
わたしもビール片手にまわったことがありますが
暑さでひぃ~ひぃ~でした(笑)
今年も行こうか迷いつつ、天候が気になって。

祇園祭自体は・・・・
京都でホテルを予約しておいて宿泊して見ました。
もみくちゃ+暑さとで
二度と行かないと誓いました(笑)
今年からは歩道も広くなって、今までよりもいいかも知れないですね。
怖いもの見たさで再挑戦してみようかなぁ~。
長刀鉾に乗れて珍しい経験ができましたね\(^o^)/
よいなぁ~~~。
Commented by kwc_photo at 2015-07-18 14:03
長刀鉾に乗られましたか~。
あの空間は本当に特別な気がします。
毎年乗っていますが、やっぱりまた乗りたい(^-^)
今年は鉾の中で祇園囃子を一緒になって楽しめました。
宵山、宵々山は行けなかったのですが、やっぱりあの
雰囲気に飲まれたい、という気がしますね(笑)
長刀鉾の記事からTBさせていただきますね。
Commented by precious_m at 2015-07-18 19:42
こんばんわ。
京都の祇園祭…知らない人がここにします(・ω・;A)アセアセ…
ほんと、混雑していますね~
これは気合なくして行けなさそう。
やっぱり京都、和を感じます。
小さな子が、日本刀を扱うなんてスゴイシーンを真近で見られましたね。きっと、心の中はワクワクドキドキなのでしょうか?
私ならきっと、絶対撮りたい願望でど緊張しちゃうかも。
Commented by revoir-dima at 2015-07-18 22:41
> rinkatu さん

浴衣、、、そうでしたかねぇ^^;
この日は天気もよく、夕暮れの祇園祭の様子はどうしても抑えようと思っていました。
やはり雰囲気は良かったですね~。
一生のうち、、、。そんなこと言わずに着てくださいよぉ^^
Commented by revoir-dima at 2015-07-18 22:44
> koharu07028 さん

ようこそいらっしゃいました~^^。
始めましてです。
そうでうか、ご子息が関西に。
そりゃぜひともこちらへお越しください~。
祇園祭といわず、ほかにも色んないいところが関西にはあります。
泊まるところの心配をしなくていいのは大きいですよぉ。
来年あたり、機会がああればいいですね~。
こちらこそ、これからもお願いします!
Commented by revoir-dima at 2015-07-18 22:48
> nararanran さん

おぉ、らんさんも行かれたことのあるオトナだったんですねぇ笑
とにかく暑かったので、私も生ビールで水分補給していました。
昨年より「先祭」「後祭」と分かれましたので、さらにまわり易くなっているのかもしれませんね。
ってことで、来年はぜひ行きましょう(^o^)丿
ご一緒できればいいですねー^^
Commented by revoir-dima at 2015-07-18 22:55
> kwc_photo さん

「雰囲気に飲まれたい」。
いい言葉ですねぇ。
ほんとにそんな言葉があう感じでした。
鉾の中の写真、拝見しました。
とっても素敵ですね~。
腕もあるのでしょうが、私もあんな写真を撮ってみたいな~って思います。
来年、行きたくなってきました・・・

こちらもTB、いただきますね~^^
Commented by revoir-dima at 2015-07-18 23:07
> precious_m さん

え!?そうですか、ご存知ありませんでしたかぁ。
なんとなく全国区なネームバリューがあるものだと思っていましたが、
祇園さん、まだまだのようですね~^^;
このお稚児さんになるためには・・・
噂ですがそうとうなお金がかかるようですよ~。
(4桁万円は下らないとか。)
オトナの世界ですね。
Commented by arak_okano at 2015-07-19 09:40
祇園祭の熱気をありがとうございます。
バグースです。
今年も行けませんでした。
Commented by revoir-dima at 2015-07-19 11:18
> arak_okano さん

夜になると、仕事帰りに来られたような方が沢山おられました。
この時期京都に住んでるとか職場があるとかって方は大変でしょうけど、夏の風物詩が身近に感じられて、ちょっと羨まししいですね。
Commented by shinrajuku at 2015-07-19 13:25
まだ行ったことがない子供です^^
祇園祭といえば宵の四条通りと山鉾巡行の場面が多いなか、
昼間の脇の通りの様子などがすごく新鮮です。
行ったことがないくせに、
ニュース映像などの人の多さでお腹いっぱいになっていましたが、
dimaさんのおかげでちょっと訪れてみたくなりました。
Commented by revoir-dima at 2015-07-19 14:26
> shinrajuku さん

そうなんですよね~。
私もテレビなんかの映像で、あんな感じだけを想像していたんですが夕方から行って、暮れてきて人が増えだしたら帰ってくる、そんな感じでもじゅうぶん祇園祭を感じることが出来ると、行ってわかりました。
有名な辻回しとかは別ですけど・・・。
一度行って、大人への階段をひとつ、上がりましょう(^o^)
Commented by yosshy_z at 2015-07-20 22:44
祇園祭は、学生時代に一度行ったきりです。
何せ、“まわりのオトナ”さん方がdimaさんに言われたように
あの暑さと人ごみの記憶ばかりが残っていて、なかなか行く気になれません /汗
コンチキチンの音は、映像で見ている限りはとても涼しげなんですけどね~ /笑

長刀鉾に乗って撮影出来るとは知りませんでした (☆0☆)
歴史あるお祭りなのにすごい、太っ腹ですね~。
混み具合によっては長蛇の列になったりしないんでしょうかね!!??
Commented by hikarigraphy at 2015-07-22 20:58
こんばんは(^^♪
混雑を考えると二の足を踏みますが一度は行ってみたいお祭りです。
これだけ大きなお祭りなので準備の方もとても大がかりなんですね。
いつもながら、昼間からの意気込み感じるお写真に感動しました。
なかでも日暮れと提灯のショットはスゴイです^^
Commented by revoir-dima at 2015-07-22 23:31
> yosshy_z さん

でしょー、やっぱヨッシーさんも一回は行ってますやん!
でも、やっぱり今回私が行ったスケジュールだとそんなにコミコミでもみくちゃにされた感はないんですよね~。
長刀鉾にも載り放題だし橋を渡る手前の部屋はクーラー効いてて、座ってゆっくりくつろげますし。
てわけで、このスケジュールで再チャレンジされたし、ですよ~^^
Commented by revoir-dima at 2015-07-22 23:34
> hikarigraphy さん

たまたま昼の明るい間からいけましたが、行くまでは私もやっぱり夜のイメージしかありませんでした。
行ってみて初めて昼の方もゆっくりできるし、面白いなぁと知りました。
となれば夕暮れも見てみたくなって、どこで夕暮れを迎えようか、悩んだ末に四条に出ました。
山の並ぶ町屋もきっと良かったんじゃないかなぁ思います^^
by revoir-dima | 2015-07-17 22:25 | Trackback(1) | Comments(18)