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< 京都木津・虫送りに行ってきた >

先日、京都の南の端、木津の虫送りを見に行ってきました。

職場からは車で30分くらいなので、仕事帰りにちょっと寄ってきた、って感じです。

「虫送り」とは、稲田につく害虫を追い払う呪術行事です。


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みなさん「虫送り」はご存知でしょうか。
今回はその「虫送り」を解説しながら、木津の虫送りの様子をご紹介します。


この木津ではふたつの地区で虫送りが行われます。
私が行ったのは「鹿背山」という地区です。

スタートは木津小学校鹿背山分校。
山の中にある小さな小学校。なんだかとっても懐かしさ満載の所です。

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夕方、村の人たちはそれぞれに作った松明を持ち、小学校に集まりだします。
ここでは毎回この松明でコンテストが行われます。
どういう基準で選考されるのかよくわからないので聞いてみたところ、どれだけ「いい感じ」かで決まるそうです。
うーん、よくわかりませんがとにかく楽しくやろうよ、ってことのようです。

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そしてだんだんと陽が暮れ、ブルーモーメントとなりました。間もなく、夜がやってきます。

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日が暮れ出すと辺りは一気に暗くなりました。
近くの鹿背山西念寺で祈祷を受けた火が学校に運ばれ、いよいよそれぞれの松明に点火。



さぁ、虫送りの始まりです。

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火の灯った松明を持ち、決められた順に小学校を出発。田んぼの脇を通りながら村を一周します。

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先日のブログ記事「< 小豆島、あぁ小豆島。 >」でも虫送りについて触れましたが、この行事、とくに小豆島に限ったものではありません。
地域によって多少その形は変わるものの、全国的に行われているものです。
対象となる虫は主に「ウンカ」という虫で、この虫の多い西日本で特に盛んに行われてきました。

春から夏にかけての頃(半夏生に合わせるところもあります)、農作物の害虫を駆逐し、その年の豊作を祈願する目的で行われる伝統行事です。



農薬などの防除法をもたない時代、各地の農村で盛んに行われていましたが、現在では火事の危険などから行われなくなったところも多いそうです。

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もともと虫害は悪霊のしわざと考えられていました。稲などについた害虫を松明の灯りで導き、鐘・太鼓をたたいてはやし、村境まで送って行き、捨てます。

細かいところは違うものの、全国的にほぼこうした共通した形の呪法が伝えられているそうです。

 
 
 

鐘の音、太鼓の音が静かな里山に響きます。

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松明の灯りが、稲田の水に揺らめきます。
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なんとも不思議で、幻想的な光景。

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村の子供たちも手に手に松明を持って歩きます。
この子たちが大人になった時にも、同じ光景が残っているのでしょうか。
そして、今日のこの日に思いを馳せる時がくるのでしょうか。

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やがて村はずれに着くと、手にしてきた松明を一か所に集め、燃やします。
火の側では鹿背山西念寺のご住職が経を唱えています。

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一寸の虫にも五分の魂。
殺生をしてしまった虫たちへの祈祷。

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そして、夏がやってきます。
 
 


さて今回、ここ木津でアートイベントを開かれておられる「木津川アート」さんも虫送りに参加されていました。
私は以前、このアートイベントで撮った写真をオフィシャルの作品集に使っていただいたご縁がありましたが、
まだお会いしたことがないのでごあいさつさせていただきました。

こちらがその時の作品集と、当時のブログはこちらです。
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とっても爽やかで明るく、楽しい方々でした。
チーム木津川アート、コンテストでは「アイデア賞」を獲得されていました。

木津川アートさんのブログでも私に触れて下さり、ありがとうございました。
またご縁がありましたらどうぞよろしくお願いします(^o^)!。

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初めて行った虫送り。
想像していた通りでもあり、想像以上でもあった光景でした。

こうした原風景を見ると、つくづく日本人で良かった、と私は思うのです。。。








by revoir-dima | 2013-07-10 19:10