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< 魅惑の香港・ランタオ島の大澳に行ってきた >

香港の繁華街のあるエリアから地下鉄、バスを乗り継ぎランタオ島の西部、「大澳(タイオー)」という所にやって来ました。
世界の電脳中心のような街中とは全くかけ離れた田舎町。
ここ大澳は今では珍しくなった水上家屋の残るところです。

海に囲まれた香港島、もともと漁業が盛んでした。
時代が進んでどんどんと先進文化が入ってくる中ここ大澳は、時代にポツンと取り残されたような港町です。


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今でも漁業を営むこの地では、海産物が盛んに売られています。
香港政府も大澳を観光地として推していて、私は朝早くに行ったのでこんな感じですがお昼頃になると大勢の観光客が来られてました。
最寄りの地下鉄駅からバスで小一時間という辺鄙な場所ですが香港のベニスともいわれ、古き良き香港の原風景を残すここもまた、魅惑の香港です。


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大澳ではボートでの観光も出来ます。
貴重な光景である水上家屋の見学と、ここに生息するピンクイルカウォッチングです。
約30分のクルーズで、20HK$と30HK$がありました。どう違うのかはよく分かりません(^^;;


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これがクルーズ船。
レトロ感たっぷりの、頼もしくも味のある船です。


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水上家屋を眺めながら、船はゆっくりと湾内をすすみます。


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もともと大澳の人々は船の上で暮らしていました。

香港だけでなく中国やマカオなどで、海辺に住む人の多くは船上生活を営んでました。
やがて船ではなく、水上に家を建てる水上家屋に移り住むようになります。

2000年、香港政府がこういった地域の再開発を始め、政府から認められた一部を残し、消えて行きました。

そういえば私が行った25年前には、スタンレーやレパルスベイにも水上家屋がありましたが今回行ったらまったくありませんでした。
そういう事だったんですね。



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さて、水上家屋の見学ともう一つの目的、ピンクイルカウォッチング。
大澳の沖合に生息する「シナウスイロイルカ」。成体になると全身がピンク色になるために、ピンクイルカ、ピンクドルフィンと呼ばれています。
近年では海洋汚染や過度な埋め立て工事のために生息域が狭くなり、数も激減。調べていった情報によると見ることが出来るのはかなりレアな事のようです。

で、私はどうだったかというと、無事見ることが出来ました(^o^)
写真こそ撮れませんでしたが、ハッキリとピンク色してました。
飼育、野生共に何度もイルカは見てますがピンク色は初めて。貴重な体験が出来ました。



いががでしたか?
あの煌びやかなネオンの洪水、沢山の人、ファッショナブルな若者たち、並ぶブランドショップなどとは全くかけ離れた香港。
ここにもまた、魅惑の香港がありました。
みなさんの中にも、これからいつか香港に行かれる方もおられるかと思います。
そんな時はぜひ、半日ほどのショートトリップで消えゆく香港の本当の姿を、目に焼き付けに行かれてはどうでしょうか。

















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by revoir-dima | 2017-08-31 12:53