2014年 04月 25日
< 飛騨古川・古川祭に行ってきた >
気多若宮神社の例祭です。
いつかは行ってみようと思っていたお祭りです。
今年、開催が土日となったので行って来ました。
今回ご一緒したのはモンスケさん、じゅんやなさん、ひでたつさんにテツオさんです。
また、古川を日本一着物の似合う町にしよう、というイベント「色和衣」も行われ、着物撮影隊としても参加して来ました。
大阪ではもうとっくに終わった桜が、ここでは満開を迎えていました。
朝、いつもお世話になっている「染めと呉服 大洞」さんで私たちも着物に着替え、町へと繰り出します。
しかし、女性の着物はいいですよね〜。
色とりどり、色んな色柄の着物があって。
みなさんこうした着物を着て、この後町に繰り出されていきます。
古川祭は大きく二つに分かれ、絢爛豪華な「屋台」と呼ばれる山車が優雅に町を曳航する「静」の祭と、荒々しく「起こし太鼓」をぶつけ合う「動」の祭りがあります。
町に出ると、すでに屋台の曳き回しが行われていました。
こうした屋台は、ここ古川以外にもあり、昨年行った高山祭でも行われています。
また、最近知ったのですが犬山にもあるようです。
ここ古川の屋台もまた本当に綺麗。
飛騨の意匠が巧みに使われ、ずぅっと見ていたい気分です。
古川祭の起源はよくわかっておらず、文献上では屋台が1776年(安永5年)、起し太鼓が1831年(天保2年)というのが残っているそうです。
しばらく屋台を見てまわった後、色和衣の撮影イベントに移動。
撮影場所は約160年の歴史を持つ有形文化財の老舗旅館「八ツ三館」内と、古川の町中です。
ワクワクと、楽しそうに着物姿になられた方々を見て、写真を撮らせていただいているとこちらも楽しくなって来ます。
色和衣イベントが終わるころには気温も少し冷え始め、そして夜になります。
「動」の祭り、起こし太鼓の始まりです。
町にはさらしを巻いた、精悍な男性たちが集まってきていました。
「起こし太鼓」では太鼓を乗せた櫓に男たちがまたがり太鼓を打ち鳴らします。
この太鼓をめがけて付け太鼓と呼ばれる小さな太鼓が突入していきます。
「神輿行列」と祭りの開始を告げるために打ち鳴らしたのが始まりとも、
春がきたよ、さぁ起きて!と太鼓を打ち鳴らしたのが始まりともいわれています。
私たちは写真仲間のお店の屋根に上がらせていただき、起こし太鼓がやってくるのを待ちます。
しばらくすると最初の付け太鼓が走りこんできました。
その後出立式を終えた起こし太鼓がやってきます!ものすごい数の男たちと見物客。
すでに最高潮に登り詰めた熱気が辺りを包んでいます。
そしてそれをめがけて突入する付け太鼓!大迫力です!
起こし太鼓が行ってしまった後は私たちも移動。
次のポイントで待ちます。
お越し太鼓を待つ町衆たちは、トンボをきって士気を高めます。
ビシッと決めた後は歓声がおきます。これがなんともカッコイイ!
やがてゆっくりと提灯行列を先導とした起こし太鼓がやってきました。
そして、再び!
すごいすごい!
晒し姿のはだか男たち、それを取り巻く見物客。
もうごっちゃごちゃです。
あちらこちらから怒声が飛び交い、大興奮状態。
何か所かでこうした太鼓のぶつけあいが行われます。
私たちは、「よし、突入しよう!」と最前列まで行ったのですがこれがもうとんでもないことになってました。
もみくちゃグチャグチャ!
必死でカメラを向け、何が何だかわからないけどシャッターを切り続けました。
いや〜、怖かったです。
カメラが壊れるくらいならまだマシ、てくらい身の危険を感じました。
起こし太鼓が去ると、辺りはほっとした空気になりました。
まだまだ起こし太鼓は続くのですが、私たちはここて終了。
興奮冷めやらぬまま祭りを後にしました。
私の古川祭はここまで。
初めて行った飛騨古川の古川祭。
夜ともなるとかなり寒い古川でしたが、そんなのを忘れさせるくらい面白くエキサイティングな祭りでした。
翌日にはあの、煌びやかな屋台が再び町に出て、曳航や曳き揃え、子ども歌舞伎や獅子舞などが行われます。
そんな様子は私も、みなさんと一緒に仲間たちのブログで楽しませていただしましょう。
モンスケ'ず ふぉとぶろぐ
JUNYA YANAGI PHOTOGRAPHY
温 泉 記
テツオの部屋
by revoir-dima
| 2014-04-25 00:08
| 岐阜県