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< 東海道47番目の宿場町・関宿に行ってきた >

先日の「日永うちわ」のあと、「関宿」に寄ってきました。

関宿は東海道五十三次の47番目の宿場町です。
江戸時代から明治時代にかけて建てられた古い町家が200軒近くも残る、とってもノスタルジックな宿場町でした。
 
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現在は三重県亀山にある「関宿」。

伊勢別街道との分岐、東の追分から大和街道との分岐、西の追分までの約2kmが関宿です。

東海道の多くの宿場町が往時の姿を失いつつある中で、この「関宿」はかなり良い保存状態で現存し、国の重要伝統的建造物群保存地区や日本の道百選に選ばれています。
実際かなりいい雰囲気で、「これこれ!これが宿場町っ!」って感じです。

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この関宿の町屋に住まわれておられる方に話を聞くことが出来ました。
その方によると、歴史的景観の保存のための助成金も出て、力を入れた町作りを行っていますが実のところこうした建物、冬は相当寒いらしいです。
地形的に「鈴鹿おろし」が厳しいそうです。まぁ、だいたい想像つきますね。

関宿の中ほどには「関地蔵院」があります。
ここのご本尊は日本最古の地蔵菩薩で、全国の数あるお地蔵様の中でも最も敬愛されていると言われているそうです。
 
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私たちが訪れたとき、「関宿ひなまつり」が行われていました。
町のいたるところで家々に伝わる雛人形が飾られていました。明治時代から伝わる雛人形もたくさんあり、明治、大正、昭和、そして平成とそれぞれの時代の雛人形がずらりと並ぶのは壮観です。
ひとつひとつの顔にも、時代の流れが感じられます。
 
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街道筋の宿場では、たいてい遊郭が置かれていました。
関宿を代表する遊郭がここ「開運楼」です。二階の手すりやあみだくじ状の格子窓、紅がら塗りのかもいや柱にその面影を残していました。
 
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関宿の名物「志ら玉」です。明治時代から親しまれてきたこの生菓子、あっさりとした甘さで本当に美味しかったです。
「ここで食べたい」と申し出ると奥に通され、お茶までごちそうになりました。
 
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お店の方とお話をしていたり、足湯でほっこりしていると陽も傾いてきました。
徐々に暮れゆく宿場町。お雛さんの飾られた町屋。江戸時代にも、こんな風に一日が終わったんでしょうかね~。
 
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日永うちわに始まり、関宿で午後を過ごした日曜日。
とっても充実した一日となりました。あ~、またどこか、行きたいな~^^。











by revoir-dima | 2013-02-21 00:12